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Books

アフリカの勉強で購入した本の紹介です

Wiki+地球の歩き方+ちょっと深めな本や映画やネットでアフリカの国の入口は知れそう・・・
と思っていましたが、今は世界一の平和国になることができた国の住民である自分にとっては、やはり想像が及ばないことがたくさんあります

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アフリカ / 本

『日本人が知っておきたい「アフリカ53ヵ国」のすべて』

(著)株式会社レッカ社 (監修)平野克己 出版:2011

辞書的な感じ… 53ヵ国+南スーダン、ソマリランド、南カメルーン、西サハラ、少し古めですが入り口にはぴったり。読みやすいWikipedia+雑学で手軽なアフリカ辞典な感じです。kindleに入れてマーカーしつつ ザーッと読んで、どこかの国が出てきた時にチラっと見返すと理解が深まる感じです。10年も経つと、アフリカでは歴史書的な部類に入りがちなので、どうぞ更新版の出版をよろしくお願いできればm(_ _)m

ソマリア / 本

『謎の独立国家ソマリランド』★おすすめです

-そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア- (著)高野秀行 出版:2017

本のクセがすごい… 現地ルポも説明も表現も濃ゆいです。天空の城ラピュタの国ソマリランド、リアル北斗の拳の国ソマリア、イサック藤原氏、ダロッド平氏、ハウィエ源氏…国の成り立ち、氏族の歴史や気質を分かりやすい例えを交えて教えてくれます。5つの国に分かれている現在進行形のソマリ人の歴史においても、長老会議の中で、最初は感情的であったが最終的には伝統的なヘール(掟、平等な交渉の上にのみ成り立つラクダなどによる人命の賠償契約)に基づき和平を成功させているソマリランド、遠い国の出来事ですが「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをし、誰も書かない本を書く」著者だからこそ伝わってくるものがあります。ソマリ人と仲良くなるには、カート(現地の人が噛む覚醒作用のある葉っぱ)宴会でのカミニケーションが大切だと感じました。520ページとボリューミーなので中盤で挫折しそうになりましたが気づけば残り数十ページになっていました。

詳しい紹介&地図 -WEB本の雑誌-

トーゴ / 本

『これがトーゴだ。』

(著) 辻 旺一郎  出版:2016

エッセイ写真集いいですね…トーゴ人の笑顔が眩しい本 今までは、Kindle本ばっかり購入していました。ふとしたと時にパラパラ見たくなる本です。4か月の滞在期間で出会った笑顔と著者の独断と偏見(笑)でトーゴが語られています。トーゴの明るい人々の様子が伝わります。こんな旅が出来る人生は素敵です。しかし、笑顔の写真を撮るのがうまいです。

ルワンダ・DRコンゴ / 本

『アフリカン ブラッド レアメタル』★おすすめです

-94年ルワンダ虐殺から現在へと続く『虐殺の道』- (著)大津司郎 出版:2010

日本での生活にもつながることなのです… アフリカに40年、50年と関わってきているジャーナリスト大津さんの本です。ルワンダ虐殺とは連綿と続く民族紛争の一つの着火点でしかなく、さらに隣国コンゴ民主共和国の地にて引き起こされ数百万人もの命を奪ったコンゴの戦いへとつながっていく。世界有数の資源国で起きる紛争は、パソコンやゲーム機、携帯の普及の時代においてレアメタルの覇権を巡って大国の思惑も絡み合い、現在へと続いている。今後も、EV普及の潮流の中でさらにレアメタルの需要は高まる。本書は、長年の経験と命がけの取材を元に記した書であり、報道に乗りずらいローカルとグローバルな対立構造を伝えてくれている。大津氏が難民キャンプで出会ったマリアや出会った朝に生まれ、名付け親となった息子トキオがどこかで笑顔であって欲しいとな思います。
←古本でもお値段高め設定が多いかもしれません。Kindle版が出れば良いのですが

タンザニア / 本

『チョンキンマンションのボスは知っている』★おすすめです

-アングラ経済の人類学- (著)小川さやか 出版:2019

「ついで」でビジネス成功… タンザニアからビジネスで一旗揚げるために香港にやってきたボスのお話。文化人類学者の小川さやか先生がボス達のマンションで暮らしながらその営みを調査したもの(パワフルでしなやかな先生ならではの技?)。「ついで」という文化とSNSを駆使して中古車や携帯ビジネスを広げていく。ボス達の人柄が入ってくるとすいすい読み進めていける本。というか文化人類学者の仕事は危険もあるけど面白そう。

エジプト / 本

『世界のピラミッド Wonderland』

(著)河江肖剰・佐藤悦夫 -他-  出版:2021

単なる四角錐ではなく、古代の人々の情熱と生活そのもの… ピラミッドは、遠目からの無機質な外観や北斗の拳の残忍な人柱のシーンなどのイメージがあるので、あまり好きではなかったのですが、巨大なピラミッドを造りたくなった王に感謝するしかありません。
神である王の情熱は、ギザに港湾都市でもあるピラミッドシティーという造営のための町を作り、ピラミッド構造からなるプロジェクトチームというシステムを作り、100㎞離れたシナイ半島から石灰岩を運ぶ航海術や貿易を発達させ、石切技術と切り出す銅器の精錬の技を磨き、ナイルの氾濫からピラミッドを守る堤防の技術を発展させ、測量技術を高め…。急激な文明の発展につながったことは間違いなさそうです。そこで働く人々の中には奴隷的な人々もいたかもしれませんが、薄いビールを飲みながらせっせと神のお墓を造るという崇高な目的に一丸となって人々が情熱を燃やしていた姿が想像できます。
そして世界中の権力者達は、ピラミッドを造りたがるという地球上における共通点。そしてなぜか、昔テレビで見た京都のピラミッドのチョコレートケーキが食べたくなる本でもあります。

『地球の歩き方』

社会の教科書的な… 旅行予定はないのに買ってみました。やっぱり、行かないのであんまりテンションが上がらないですねw。普通に歴史・地理・現代社会・語学・サバイバルスキルが融合した良い本だと思いますが…。自分はテスト前の一夜漬けみたいに飛行機でせっぱつまって読むのが好きです。
旅の会話もイラスト付きで指差し会話に使えますが、QRコードを携帯で読み込んだら発音が聴けるようにしてくれたらいいのになと思います。最近の歩き方はページの右端がカテゴリーごとに色分けされてるんですね。使いやすさがアップしていますね。

伝統・文化 / 本

『世界の性習俗』

(著)杉岡幸徳 出版:2020

痛々しい伝統も愛情がそうさせているのかもしれない… カメルーンやトーゴ、ベナンなどでは、母親たちが少女が襲われないために、胸を熱した石などを押し当てて潰すブレストアイロニングという風習があるが、母親たちは少女のためだと強く信じ切って行っているようだ。日本でも「あんたのためを思ってやってるのよ。お母さんもこうされてきたんだから。」と手を上げる親もいると思うので、その延長上にあることなのかもしれない。世界各国の奇習が書かれているが、 世界の8割は一夫多妻制であり、また日本に一夫一妻制が浸透して 100年ほどしか経っていないように、今の自分の当たり前がむしろレアな場合も多々ある。人間とは、動物とは何かを考えることができる一冊。

政治 / 本

『民主主義という病い ~ゴーマニズム宣言SPECIAL~★おすすめです

(著) 小林よしのり  出版:2016

よしりんのフランス料理・富裕層自慢だけではない… 古代ギリシャにおける戦地に赴く市民(女性と奴隷以外)だけがなしえた民主主義、欧米における神との契約に基づく民主主義と日本に馴染む古来から伝承されてきた「公民主義」の違いやアラブの春を学べるマンガの教科書である。
平和とは、自分の領域を武力により平定された状態を表すことは動物の歴史が物語っているのではあるが、異なる文化や歴史を有する人間であっても翻訳言語や動画などを通して相当の理解をし合うすべを持ち合わすようになった現在においては、武力によらない平和が地球を包むことを祈りたい。
同胞愛が育まれやすい単一民族に近いお国柄や国民のために祈ってくださる天皇の存在などがある日本は、公共性を追求しやすいというありがたい場所であることを再認識するとともに、百もの民族が混在する国もあるアフリカ諸国においては、欧米式民主主義ではなく、その国々に馴染むあり方を模索するのは大変なことであると感じます。

ちょっと関連 / 本

『マグロ大王』

-ダメだと思った時が夜明け前- (著)すしざんまい 木村清社長 出版:2016

この社長すごい… ソマリア沖海賊とマグロ漁技術支援が ”ほんのちょっと” のページだけ載ってそうなので買ってみました。本自体は素敵な自慢話多め。ソマリア沖はキハダマグロがたくさんいて、海賊にならざるをえなかったジブチとかの元漁師達に漁の仕方やさばき方とかを教えている、モロッコでも。漁業が盛り上がると、漁師だけではなく、造船、燃料、網をつくる人、魚加工場、製氷所、トラック運転手、売る人、道路や漁港など社会インフラまで街として発展すると書いてあります。社長の幼少期のところとか価値観とか面白いです。というか、すごい方ですね、小学生入るか入らないとかでウサギやヒヨコを育てて商売したり、ざんまいの成功の前にも、自衛隊やカラオケコンテナや弁当屋さんとか・・・。読みやすいので飛ばし読みできます。

世界 / 本

『世界244の国と地域』

地球の歩き方BOOKS 出版:2020

パラパラと見るのには良い… さすが40年世界のガイドブックをつくり続けてる技がなせる本。パラパラ見るのに良いです。全世界を詰め込んでるので写真はちょっと小さめですが、雑学コラムもいいですね(Wikiでも見たなぁってのも多いですが)。主要国は見開き2ページだけど、アフリカの国は半ページが多めです。おかんが気に入ってパラパラ見ています。

データ / 本

『データブック オブ・ザ・ワールド 2021』

-世界各国要覧と最新統計-  出版:2021

なつかしいなぁ… 地理の授業中の暇な時にパラパラ見ていました。まさかまた自分で購入するとは。しかし、こんなにデータがあるのに770円はコスパ良し。アフリカは統計データがあまり更新されていない項目もあるけど、最新情報を把握して日本と比較したりするには十分。毎年クリスマスイブ頃に発行